Unless ってなかなか使いづらくないですか?
私も長らく苦しんだ英単語の一つです。
日本の学校の先生が教えてきたのは、恐らく
unless=if…not
だったと思います。
決して間違えている訳ではありませんが、日本人の日本語的感覚では、この理解では、全く使えるようにはなりません。
英英辞書をひいてみましょう。
Unless means except if.
と説明されています。
そもそもUNLEESSを使うときというのは、基本的に、メインとなる固まりを言ったあとに、それに対する例外情報をわざわざ付け足すことで、その例外を強調する。という思考回路なのです。
例文1
You will feel cold unless you wear a warm jacket.
ここで、えっとーif not だから、もし、暖かいジャケットを着ない場合は、寒いってこと?となどと考え始めるからわからなくなってしまうのです。
敢えて、ちょっとくどい日本語訳をつけるとすると、
(そんな格好では)寒いよ。ただし、暖かいジャケットを着た場合を除けば、寒くないけどね。
という感じでしょうか。
You will feel cold
(そんな格好では)寒いよ❗
↓
(だから)暖かい上着を着ないと❗
so you should wear a warm jacket
という思考の流れの中で、暖かい格好をしなよ❗を強調したいがために、
unlessという言葉を「刺す」ことで、
unless以下をexceptionとして強調しているのです。
ですので、わざわざnot という言葉を持ち込んで理解する必要はありません。
例文2
He will fail the course unless he gets a 90 score on the exam.
「彼、単位落とすだろうね。」
と述べたところで、そうならない例外をunless以下で追加しています。つまり試験に落ちない例外は
「90点取る」ということなのです。
「試験で90点とれなければ、彼単位落とすだろうね。」
となります。これをいちいちif notだから、
等と考えていては、全くもって英語のスピードにはついていけません。
まずは、
unlessはexceptionの条件をグッと引き寄せるイメージで捉えてみてください。
「彼が謝らなければ、私は許さない❗」
という場面を浮かべて下さい。
I wiil not forgive him
そう、むっちゃ怒っています。では、どういう条件(例外)ならあなたは彼を許すのですか?
取り敢えず、彼が謝ってくるなら、まあ、許してもいいかな。。。と思いますか?
はい。では、まずunlessを刺して
I will not forgive him unless....
あなたが彼を許さない状況の例外を加えましょう。
I will not forgive him unless he apologies for me.